Mastra NPMサプライチェーン攻撃:easy-day-JSのタイポスクワッティングにより140のパッケージがバックドア化
MastraのNPMパッケージ群がサプライチェーン攻撃を受け、タイポスクワッティング(easy-day-JS)を通じて140のパッケージにバックドアが仕込まれました。この攻撃により、正規パッケージへの依存関係を悪用した不正コードの注入が行われ、開発環境のセキュリティが脅かされています。
背景メモ
- **Mastra**はAIエージェント向けのTypeScriptフレームワーク(競合はLangChainなど)。2025年3月、同社のnpmエコシステムに急成長しているスタートアップ。
- **サプライチェーン攻撃**:Mastraの全140以上のnpmパッケージに悪意コードが仕込まれた。攻撃者は `@mastra/` スコープの内部依存を乗っ取り、全パッケージにバックドアを埋め込んだ。
- **手口**:正規パッケージ名に酷似したタイポスクワッティングパッケージ `easy-day-js`(実際は `easy-dayjs` か `dayjs` のtypo狙い)を中間依存として忍ばせた。 `postinstall` スクリプトで環境変数からクレデンシャルを窃取し、C2サーバへ送信。
- **影響**:開発者のCI/CD環境やローカルマシンでシークレット(AWSキー、GitHubトークンなど)が漏洩した可能性。Mastraはパッケージを差し替え、影響を受けたバージョン(0.1.57-alpha.1〜0.1.57-alpha.68)を非公開化。
- **背景**:この攻撃は「見た目は本物の依存をnpmからインストールさせる」典型的なオープンソース・サプライチェーン攻撃。2024年以降、AIツール向けパッケージを狙った同種の攻撃が増加傾向にある。