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オープンソースvs見えざる手

週間1000万ダウンロード、メンテナはたった1人、収入はゼロドル。この現実が、オープンソースと市場経済の「見えざる手」の間に潜む深刻な矛盾を浮き彫りにしている。

背景メモ

- オープンソースソフトウェア(OSS)の多くは、少数のボランティア保守者が膨大なユーザーを支える非対称な構造になっている。週1000万ダウンロードに対して保守者は1人、収入はゼロというケースも珍しくない。 - 「見えざる手」(アダム・スミスの市場経済の概念)への期待——優れたコードが自然と報われるはず——はOSSの現実には当てはまらない。需要と供給がマッチせず、利用者が急増しても保守リソースは増えない「OSSの公共財問題」が起きている。 - Heartbleed(OpenSSL、2014年)やlog4j(2021年)などの重大な脆弱性は、この放置されたインフラ問題を露呈させた。企業はOSSに依存しながらも、財政的支援を十分に行っていない。 - GitHubや npm などのプラットフォームは採用を促進するが、持続可能性の仕組み(スポンサー機能など)はまだ脆弱。フルタイムでOSSに取り組める開発者はごく一部に限られる。

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