アメリカ人は中国のバイオテクノロジー革命を祝福すべき
中国はバイオテクノロジー分野で急速な進歩を遂げており、遺伝子治療や再生医療などの革新的な技術開発が進んでいる。これらの進展は人類全体の医療と健康に貢献する可能性があり、アメリカは政治的対立を超えて中国の成果を認め、協力の道を模索すべきだと論じる。
背景メモ
- リチャード・ハナニア(Richard Hanania)は、米国の政治・文化評論家で「リベラル・コンサービズム」を掲げるニュースレター『The Public』を主宰。2024年以降、中国の科学技術の実力について米国が過小評価していると繰り返し主張している。
- 中国のバイオテク産業は2015年の「中国製造2025」以降、国家主導で急成長。遺伝子治療(CRISPR)、幹細胞、創薬AIへの巨額投資で、米国(FDA・NIH主導)に追い付き一部では追い越したとの評価もある。
- 米国内では「中国との技術的切り離し(decoupling)」が安全保障上の議論になる一方、製薬・バイオ分野では中国発の特許や臨床データを米国企業が活用するケースも増えている。
- ハナニアの主張の核心は「米国の優越性を信じるイデオロギーが中国の進歩を見えにくくしている。安全保障より患者の命とビジネス利益を優先すべき」というもの。これは米中の技術競争を中国脅威論一色で語る主流派の論調への異議申し立てでもある。