米国防総省、イランに2000発のミサイル発射にイーロン・マスク氏のGrok AIを使用と当局者が発言
米国防総省当局者が、イランへの2000発のミサイル攻撃にイーロン・マスク氏のAI「Grok」が使用されたと主張した。この発言はAIの軍事利用をめぐる議論をさらに激化させており、ペンタゴン内部でのAI兵器システムへの依存度の高まりに懸念が示されている。
背景メモ
- 記事で言及されている「Grok AI」とは、イーロン・マスクが所有するxAI社が開発した対話型AIチャットボット。X(旧Twitter)のプレミアムユーザー向けに提供されているが、軍事用途向けに設計されたものではない。
- イーロン・マスクは宇宙開発企業SpaceXや電気自動車メーカーTeslaのCEOとして知られるが、米国防総省や政府機関との間で、機密情報の取り扱いや技術提供をめぐり時に緊張関係にある。今回の報道が事実なら、通常は厳格なセキュリティ基準を要求する軍事システムに消費者向けAIが安易に利用されたことになり、安全保障上の重大な懸念を引き起こす。
- 本記事は、国防総省の高官がこの使用を認めたと報じているが、米軍の実際の攻撃決定にAIが直接関与したとする報告はこれまでに極めて異例。通常、軍事行動における「引き金」には人間の承認が必須とされている。