21世紀において、良いナショナリストは同時にグローバリストでもあるべきだ
ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、21世紀の良いナショナリストはグローバリストでもあるべきだと主張。グローバリズムとは世界政府や無制限の移民を意味するのではなく、サッカーワールドカップのように、各国の独自性を認めつつ国家間の関係を調整する共通ルールへのコミットメントだと説く。生態系崩壊の防止や危険技術の規制など、地球規模の問題には地球規模の解決策が必要だと述べている。
背景メモ
- ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)は、オックスフォード大学で博士号を取得した歴史学者・作家。ベストセラー『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』で知られ、人類の大規模協力とフィクション(物語)の役割を重視する思想で世界的な影響力を持つ。<br>- この投稿は「グローバリズム」を「国民国家を超えた共通ルールへのコミットメント」と再定義し、「世界政府」や「無制限移民」とは別物だと主張。サッカーW杯を具体例に挙げている。<br>- ハラリは過去にも「国家は協力のためのフィクション」と述べ、ナショナリズムとグローバル協調は両立可能だと一貫して論じている。生態系崩壊やAIのような「グローバルな問題にはグローバルな解決が必要」という主張は、彼の『21 Lessons』でも中心的テーマ。<br>- 背景には、2010年代後半からのポピュリズム(自国第一主義)とグローバリズムの衝突がある。この投稿は、「ナショナリスト」と「グローバリスト」を対立軸として捉える主流の枠組みに挑戦している。