海底ケーブルを巡り、チリは中国に頼ったが、米国が拒否
チリは太平洋横断海底ケーブル計画で中国企業との協力を模索したが、米国が安全保障上の懸念からこれを拒否。米中の地政学的対立がラテンアメリカのデジタルインフラに影響を及ぼしている実態を浮き彫りにする。
背景メモ
- 太平洋を横断する海底ケーブル「フンボルトケーブル」計画をめぐり、チリは当初、中国企業(華為海洋網絡など)に協力を依頼したが、米国が安全保障上の懸念から強く反対し、計画は頓挫。その後、Googleが出資する形で米国主導のケーブル敷設が進んでいる。
- 海底ケーブルは世界のインターネットトラフィックの99%以上を運ぶ重要インフラ。中国企業(特に華為=Huawei関連)の参入を米国が「スパイ活動やデータ傍受のリスク」として排除する動きは、5Gに続き海底ケーブル分野でも顕著になっている。
- チリは中国との関係強化を進めてきたが、米州での米中のデジタル覇権争いに巻き込まれ、自国の主権的判断が制約される構図が浮き彫りに。本記事は、技術インフラの選択が地政学に左右される現実を具体例で示している。