欧州のヒートポンプ、中東からのガス輸入量の2倍超を代替
欧州各国でヒートポンプの導入が急速に進み、中東からの天然ガス輸入量の2倍以上を代替できるまでになった。特に北欧諸国が導入で先行しており、エネルギー転換と脱炭素化の観点から注目を集めている。
背景メモ
- ヒートポンプは空気や地中の熱を利用して冷暖房・給湯を行う機器で、電気だけでガスや石油の数倍の熱エネルギーを生み出せる。欧州ではロシア・ウクライナ戦争後のエネルギー危機を機に導入が加速。
- 2024年時点で欧州全体のヒートポンプによる熱生産量が、中東から輸入する天然ガスのエネルギー量の2倍に相当するまでになった。これは脱ロシア依存と気候目標の両面で象徴的な節目。
- 国別ではノルウェーが圧倒的トップ(人口の約6割が導入)、次いでスウェーデン・フィンランド・エストニアなど北欧・バルト諸国が上位。南欧は普及が遅れている。
- ドイツは2030年までに累計600万台設置を目指すが、高コストや熟練工不足が課題。ポーランドなど石炭依存の強い国ほど導入が進んでいない。