AIが圧縮したのはWebサイト再構築のうち「タイピング」の15%であり、残り85%ではない
BitnoiseのウェブサイトをClaude CodeとFigma MCPを使って再構築した経験から、AIが実際に効率化したのは開発作業全体のうちタイピング部分の15%に過ぎず、残り85%(設計、意思決定、デバッグなど)には直接貢献しなかったと報告。AIツールはコーディングのスピードを上げるが、本質的なエンジニアリング作業は依然として人間の判断が必要であると結論づけている。
背景メモ
Bitnoiseはポーランドのソフトウェア開発会社。創業者が自社サイトのリビルド(Next.js + Tailwind CSS)に、Anthropicのコード生成CLI「Claude Code」と、Figmaデザインデータをコードに変換する「Figma MCP(Model Context Protocol)」を組み合わせて使った実践レポート。
- **Claude Code**: Claude(大規模言語モデル)をターミナル上で操作し、コードの生成・編集・コミットまで任せられる開発者向けツール(2025年3月Anthropic公開)。
- **Figma MCP**: Figmaのデザイン要素をLLMが直接読み取れる形で渡す仕組み。デザインからコードへの橋渡しを自動化する。
- **MCP(Model Context Protocol)**: Anthropicが提唱する、AIモデルが外部ツール・データソースと連携するためのオープンプロトコル。Figma MCPはその実装の一つ。
この記事の主張は、「コードを書く作業は全体の15%に過ぎず、残りの85%(アーキテクチャ設計・ロジック構築・デバッグ)は依然として人間にしかできない」というもの。いわゆる「AIがプログラマーを不要にする」という言説に対する実務者からの反論として注目されている。2025年のAIコーディング支援ブームの中で、ツールの実際の効用と限界をリアルな数字で語った一例。