復元された泥炭地に建設された太陽光発電所で野生動物が繁栄
英ケンブリッジシャー州の太陽光発電所で、復元された泥炭地に設置されたパネルの下や周辺で、カエル、トンボ、鳥類など多様な野生生物の生息が確認された。通常の農業利用と比較しても生物多様性が豊かで、再生可能エネルギーと生態系保全の両立が可能であることを示している。
背景メモ
英国ニューサイエンティスト誌の記事。英国では太陽光発電所の建設が農地や自然地域を奪う問題が指摘されるなか、イングランド東部で行われたプロジェクトが注目を集めている。同地はもともと産業用の泥炭(ピート)採掘場だったが、採掘後に放置され荒廃。それを再生し、その上に太陽光パネルを設置したところ、湿地性の鳥類や昆虫など野生生物の生息数が回復したという調査結果が報告された。泥炭地は炭素貯蔵庫としても重要で、太陽光発電による再エネ供給と生態系再生・炭素固定を同時に達成する事例として、土地の競合が課題となる再エネ開発に新たなモデルを示している。