クアルコム、AIチップ新興企業モジュラー社を40億ドルで買収へ交渉
クアルコムがAIチップ分野のスタートアップ「Modular」を約40億ドルで買収する方向で最終交渉に入ったと報じられた。本買収により、データセンター向けAI半導体市場での競争力を強化し、エヌビディアに対抗する布石を固める狙いがあるとみられる。
背景メモ
- クアルコム(Qualcomm)はスマートフォン向けチップで世界最大手の米国半導体企業。アップルやサムスンに5Gモデムなどを供給しているが、AIチップ分野ではエヌビディアやAMDに遅れを取っている。
- Modular社は「MAX」という独自のAIエンジンを開発するスタートアップ。従来のAIチップとは異なり、GPUを使わずに大規模言語モデル(LLM)の推論処理を高速化する設計が特徴。
- Modular社のCEOはテンセントやスナップチャットのエンジニア出身。同社はまだ製品を本格出荷していない段階で、買収額40億ドルは評価が割れる。
- この買収が成立すれば、クアルコムはデータセンター向けAI半導体に本格参入する布石となる。自動運転やエッジAIでもModular技術の活用が期待されているが、競合買収で当局の審査リスクもある。