メタ、従業員追跡プログラムの内部データを誤って暴露
メタ社が、社員のキーストロークやマウスの動きを監視する物議を醸す社内プログラムにおいて、従業員同士が互いのキーストロークデータにアクセスできる状態になっていたことが明らかになった。この内部データ漏洩は、同社の厳格な監視体制の皮肉な脆弱性を浮き彫りにしている。
背景メモ
- メタ(旧Facebook)社内で、従業員の視線追跡・キーストローク記録・音声取得を行うプログラム「Workplace Happiness」が運用されていた。このプログラムは「従業員の幸福度調査」と称して、実際には行動データを大規模に収集するものだった。
- 内部システムの不具合により、本来アクセス権のない同僚同士が互いのキーストロークデータや視線追跡データを閲覧できる状態になっていた。これは社内のプライバシー侵害にあたる。
- メタはこのプログラムの存在を長らく公にしておらず、内部告発やメディア報道によって徐々に明らかになった。同社はこれまでもユーザーデータの取り扱いで批判を浴びてきたが、今度は自社従業員に対しても同様の監視が行われていたことが問題視されている。
- 本件は、シリコンバレーにおける「従業員監視」の実態と、プライバシー重視を掲げる企業の内部矛盾を浮き彫りにしている。