JaredFromSubway MEV bot、1500万ドルの暗号資産窃盗でハッキングされる
暗号資産取引の最適化を行うMEVボット「JaredFromSubway」がハッキングされ、約1500万ドル相当の暗号資産が盗まれた。攻撃者は特定のトランザクションを利用し、ボットの脆弱性を悪用して資金を不正に引き出したとみられている。
背景メモ
- JaredFromSubway(「サブウェイのジャレッド」)は、暗号資産取引所間の価格差を自動で抜くMEV(Miner Extractable Value)ボットの名称。元は米サブウェイのCMキャラだった実在の人物 Jared Fogle をもじったもの。
- MEVボットはブロックチェーン上の取引を先読みし、フロントランニングやサンドイッチ攻撃といった手法で利益を得る。今回狙われたのはこのMEVボットそのもの。
- 攻撃者はボットのスマートコントラクトに存在する脆弱性——具体的には取引承認(approve)の仕組みを悪用——を突き、保有するUSDCやETHなど約1500万ドル相当を奪取した。
- この事件は、DeFi(分散型金融)のエコシステムにおいて、攻撃ツールとして使われる側ではなく、MEVボット自体がハッキングの標的になりうることを示した点で注目されている。