英国、ソーシャルメディア企業に信頼できるニュースの優先表示を義務化へ検討
英国政府は、ソーシャルメディア各社に対し、信頼性の高いニュースソースからの情報を優先的に表示するよう義務付ける新たな規制を検討している。誤情報や偽情報の拡散防止を目的としたこの措置は、プラットフォーム事業者のアルゴリズムに一定の透明性と公平性を求めるものとなり、言論の自由やビジネスモデルへの影響を巡り議論を呼ぶ可能性がある。
背景メモ
- 英国政府が2026年6月に発表した、ソーシャルメディア上で「信頼できるニュース」(主に公共放送BBCや大手新聞社など、Ofcom認定の報道機関)を優先的に表示させる規制案についての報道。
- 背景には、誤情報・偽情報の拡散や、AI生成コンテンツへの懸念の高まりがある。英国では2025年に「オンライン安全法(Online Safety Act)」が全面施行されており、本提案はその延長線上にある。
- 鍵となるのは、政府ではなく独立規制機関Ofcomが「何を信頼できるニュースとみなすか」を定義する点。言論の自由や、ユーザー生成コンテンツとの優先順位をどう扱うかが主要な論点となる。
- グローバルな文脈では、オーストラリアのニュースメディア交渉コードやカナダのOnline News Actなど、SNSに報道コンテンツへの対価支払いや優遇表示を義務付ける動きが各国で進行中。英国提案は「料金支払い」ではなく「表示順位の操作」を課す点で異なる。