英国でApple訴訟、認可される―数百万人が30億ポンドの分配金請求可能に
英競争控訴裁判所は、Appleに対する30億ポンド規模の集団訴訟を認可した。この訴訟は、AppleがApp Storeでの手数料設定を巡り競争法に違反したとする主張に基づくもので、英国の数百万の消費者が1人あたり最大1500ポンドの賠償を請求できる可能性がある。
背景メモ
- 英BBCの報道: アップルが英国で約30億ポンド(約5700億円)の集団訴訟に直面。競争控訴裁判所が訴訟の継続を認めた。
- 原告は英国内の約4000万人のiCloudユーザー。2015年以降に有料iCloudに加入した人が対象になる可能性がある。
- 主張の核心: アップルはiPhoneなどの自社端末でiCloud以外のクラウド・バックアップを実質的に使えなくし、競争を阻害したうえで不当に高い料金を課している、というもの。
- 訴訟は「消費者団体訴訟(opt-out collective action)」の形式。英消費者団体「Which?」の元幹部が代表原告となり、約30億ポンドの損害賠償を求めている。
- 英国では2015年の消費者権利法改正後、大規模な集団消費者訴訟(米国のクラスアクションに類似)が増加傾向にある。本件はその代表例として注目される。