Qualcomm、AIソフトウェア強化のためスタートアップModularを40億ドルで買収へ
米半導体大手Qualcommは、AIソフトウェアスタートアップのModularを約40億ドルで買収することで合意した。Modularは、AIモデルの開発・展開を効率化するソフトウェアプラットフォームを提供しており、今回の買収によりQualcommはAIソフトウェア分野での競争力を強化する狙いがある。
背景メモ
- Qualcomm(クアルコム)はスマートフォン用チップで知られる米半導体大手。AI処理に強い独自チップ(Snapdragonシリーズ)を手がけるが、ソフトウェア面での競争力強化が課題だった。
- Modular(モジュラー)はAIモデルの開発・実行を効率化するソフトウェアを開発するスタートアップ。主要製品「MAX」は、AIモデルを様々なハードウェア上で高速動作させるプラットフォームで、同社を創業したChris Lattner(クリス・ラトナー)はAppleのSwift言語やLLVMコンパイラの生みの親として知られる。
- 今回の買収額40億ドル(約6,000億円)は、Qualcommにとって過去最大級の規模。同社はAI処理で先行するNVIDIAに対抗するため、ハードウェアだけでなくソフトウェアスタック全体の強化を狙っている。
- AI半導体業界では、NVIDIAがソフトウェア基盤「CUDA」で圧倒的シェアを持つ。QualcommはModularの技術を自社チップに最適化し、データセンター向けAI市場での存在感を高めたい考え。