イーロンは火星に集中すべきであり、月への迂回は誤りである
イーロン・マスク氏は月開発よりも火星探査に注力すべきだと論じる記事。月計画への資源分散は火星移住という本来の目標を遅らせるだけでなく、戦略的な誤りになると警告している。
背景メモ
本稿は、イーロン・マスク氏の進める宇宙開発プロジェクトについて、ターゲットを火星に絞るべきであり、月面開発にリソースを分散させるのは誤りだと論じる評論記事です。マスク氏は月には「大した資源はなく、人類の拡散先としても魅力に乏しい」と考え、一貫して火星植民を重視してきました。しかし、近年NASAの有人月面着陸計画「アルテミス計画」との協力関係が強まり、月への関心が高まっていると指摘されています。マスク氏率いるSpaceXは、巨大ロケット「スターシップ」を開発中で、これは月にも火星にも使える設計ですが、本稿は月任務に注力すると火星計画が遅れると警鐘を鳴らします。アルテミス計画はNASAが主導し、2020年代後半の有人月面着陸を目指すプロジェクトで、SpaceXも着陸船の開発で請負っています。