メガロマニア(誇大妄想)
メガロマニア(誇大妄想)は、自分が極めて重要である、または強大な力・能力を持つという非現実的な信念を特徴とする精神状態である。誇大妄想は妄想性障害や双極性障害の症状として現れることもあり、一般的な自己愛とは区別される。この用語はギリシャ語の「megas」(大きい)と「mania」(熱狂・狂気)に由来する。
背景メモ
- メガロマニア(誇大妄想狂)とは、現実とかけ離れた自己の重要性・権力・能力・財産などを信じ込み、それが行動や言動に表れる精神状態を指す。医学的には「誇大性(grandiosity)」として、主に雙極性障害(躁状態)やナルシシズム人格障害の診断基準に含まれる。
- 「メガロマニア」という語はギリシャ語のmegas(大きい)とmania(熱狂・狂気)に由来。日常的には、独裁者や一部のテックCEOなど権力が無制限に膨張した人物の言動を形容する比喩としても使われる。
- 関連概念として「小君主症候群(small ruler syndrome)」や「独裁者(dictator)」があるが、メガロマニアはあくまで個人の心理状態に焦点を当てた用語。ナルシシズムとの違いは、ナルシシズムが自己愛の過剰であるのに対し、メガロマニアは現実検討能力の喪失を伴う点にある。
- 有名な事例としては、古代ローマのカリグラやネロ、近代のヒトラーが挙げられるが、現代のテクノロジー業界など権力の集中しやすい環境でも観察されうる。