CVE論争
curlの開発者Daniel Stenbergが、自身のプロジェクトに関連するCVE(脆弱性識別子)の発行に異議を唱えた経緯について説明している。CVEの発行プロセスや、誤った脆弱性報告による影響、開発者とセキュリティ研究者間の認識の違いについて考察する。
背景メモ
本記事はcurl/SSH関連のCVE(Common Vulnerabilities and Exposures、公開脆弱性情報)をめぐる異議申し立てについて。curlはダニエル・ステンバーグ氏がメンテナンスする、事実上すべてのOS・デバイスで使われているファイル転送ライブラリ。CVE番号は脆弱性ごとに割り当てられるIDだが、近年は「本質的に脆弱性とは言えないもの」にもCVEが大量発行される問題が起きている(CVE疲れ/CVEナンセンスと呼ばれる)。ステンバーグ氏は特定のSSHホスト鍵検証の挙動をCVEとして登録した動きに対し、設計上の仕様であり脆弱性ではないと反論。curlプロジェクトは以前からCVEの濫発に批判的で、本件もその流れの一例。