Anthropic、AlibabaがClaude AIモデルの能力を不正に抽出したと主張
AI企業Anthropicは、中国のAlibaba Groupが同社のAIモデル「Claude」の機能を無断で抽出(蒸留)したと非難した。Anthropicは、Alibabaが自社のAIモデル開発のためにClaudeの能力を不正に利用したと主張しており、AI分野での知的財産権を巡る問題が浮き彫りとなっている。
背景メモ
- Anthropicは、OpenAIの元メンバーが設立したアメリカのAI企業で、安全性を重視した大規模言語モデル「Claude」シリーズを開発している。
- アリババは中国最大級のテクノロジー企業で、自社のAIモデル「通義千問(Qwen)」シリーズを持つ。今回、米中AI競争の最中、アリババがClaudeの機能を不正に抽出(蒸留:distillation)したとAnthropicが非難している。
- 「蒸留」とは、あるAIモデルに大量のクエリを送って出力を収集し、その知識を別のモデルに学習させる手法。利用規約違反である場合が多く、知財を巡る攻防の焦点になっている。
- 米国バイデン政権は先端AIモデルへの中国によるアクセスを規制しており、この事件は技術流出の新たな形として注目される。Anthropicの主張が事実なら、制裁の実効性に疑問が出る可能性もある。