オンラインコースの修了証明書は意味があるのか?
コース修了証明書は実社会では重要ではないが、学習の動機付けとして有効だと筆者は主張する。人間には収集欲があり、証明書がモチベーション維持に役立つ場合、それにお金を払う価値はある。外的動機付け(証明書や報酬)は内的動機付けと対立するものではなく、学習初期には特に効果的で、やがて学習自体が楽しくなれば不要になる、という教育理論にも沿った考え方である。
背景メモ
- この投稿はHacker News(YC系のテクノロジー系ニュース・ディスカッションサイト)のスレッド。著者はプログラミングやCS関連のオンラインコースを多数受講した経験を持つ学習者。<br>- EdX:MITとハーバードが立ち上げた大規模オープンオンラインコース(MOOC)プラットフォーム。Systematic Program Designは同プラットフォームの名物コース。<br>- Barbara Oakley:『Learning How to Learn』(学習法の定番オンラインコース・書籍)の共著者。工学教授だが学習科学の啓蒙で知られる。<br>- 「証明書は実社会では意味がない」というのがテック業界・雇用市場での一般的な認識(履歴書にCoursera修了証を並べても評価されにくい、というジョークが定着している)。<br>- この投稿はそれに異を唱えるのではなく、「学習の動機付けツールとしての証明書には価値がある」という自己認識の話。業界の空気を知らないと、なぜこんな議論が必要なのか文脈が伝わりにくい。