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IBM、超小型チップ向け「集合住宅」デザインのブレークスルーを発表

IBMは、トランジスタを水平ではなく垂直に積み重ねる「VTFET(垂直転送電界効果トランジスタ)」技術で新たなブレークスルーを達成した。この「集合住宅」のような設計により、従来の水平配置より大幅に省スペース化が可能となり、半導体の微細化競争において次世代の高性能・低消費電力チップ実現への道を開くものと期待されている。

背景メモ

- IBMが発表した「VTFET(垂直型トランジスタ)」技術は、従来の平面的な配置からトランジスタを垂直に積み重ねる「高層ビル型(記事では"マンション型")」構造に変えるもの。これにより、1平方ミリメートルあたり約500億個のトランジスタを集積できる可能性がある。 - ムーアの法則(集積回路上のトランジスタ数が約2年で倍になる)の限界が叫ばれる中、IBMはさらなる微細化の道筋を示した。ただし、今回の発表は基礎研究(R&D)レベルであり、直ちに量産製品に反映されるわけではない。 - 大手半導体ファウンドリー(受託製造)企業であるTSMCやサムスン、Intelも同様の垂直構造や裏面電源配線など、トランジスタ密度を飛躍的に高める技術を競って開発している。 - 背景として、米中半導体摩擦や各国の半導体自給策(日本ではRapidusなど)が活発化。IBMは基礎研究と設計・特許で存在感を示し、実際の量産は提携先に委ねるビジネスモデルを取る。