気候崩壊の時代のセラピストであること
本書は、気候変動と生態系の崩壊が心理療法の現場に与える影響を探求し、セラピストがクライアントのエコ不安や気候関連のトラウマにどのように対応すべきかを考察する。Tree Staunton、Jenny Gorman、Caroline Hickman、Judith Andersonらによる編集で、気候危機の時代におけるセラピストの役割、倫理的実践、自己ケアについての洞察を提供するオープンアクセスの学術書である。
背景メモ
気候変動(クライメート・ブレイクダウン)がメンタルヘルスに及ぼす影響をテーマにした学術書。編者はいずれも気候変動と心理療法の分野で活動する臨床家・研究者:Tree Staunton(心理療法士、気候心理学に関する著作多数)、Jenny Gorman(気候変動による心理的トラウマを専門とする家族療法士)、Caroline Hickman(バース大学教授、気候不安に関する世界的な研究で知られる)、Judith Anderson(気候変動とトラウマの関連を研究する心理療法士)。本書は、セラピスト自身が気候不安やエコ・グリーフ(生態系喪失の悲嘆)に直面する中で、どのようにクライアントを支援すべきかを論じる。気候変動に伴う「気候不安」や「エコ不安」といった概念が一般にも認知されるようになった背景を受け、セラピストの現場に焦点を当てた実践的・理論的リソース。Routledgeのオープンアクセス書籍として刊行され、誰でも無料で閲覧可能。