米国の地下鉄は連絡通路を造りすぎている
本稿はIFPの「Transit Abundance Playbook」のために執筆されたもので、米国の交通機関の整備を改善するための15のアイデアを集めたものです。米国の地下鉄では過剰な数の連絡通路が建設されており、コスト増大と工期遅延の要因となっています。
背景メモ
米国の地下鉄建設では「避難用横断通路(cross passage)」がトンネル間に過剰に設置され、建設コストと工期を大幅に押し上げている。これは連邦基準(NFPA 130)と、各州が独自に追加する厳格な安全要件が原因で、ヨーロッパやアジアの同様の基準よりはるかに高頻度の設置を義務づけている。IFP(Institute for Progress)は超党派のシンクタンクで、規制改革によるインフラ迅速化を提唱。著者のBrian Potterは建設物理学を専門にブログを執筆し、米国の建設生産性低下をデータで可視化してきた。本稿はIFPの「Transit Abundance Playbook」という政策提案集の一部で、地下鉄のコスト抑制に具体的なコード変更を提案している。