中国の石炭火力発電、26年再び増加へ—10年ぶりの減少から反転
中国の石炭火力発電量が2026年に再び増加に転じ、10年ぶりの減少傾向から反転する見通しとなった。経済成長と電力需要の高まりにより、再生可能エネルギーの拡大だけでは需要を賄えず、石炭火力への依存が再び強まっている。
背景メモ
- 中国は2024年に石炭火力発電の認可数を前年比で大幅に減らし、10年ぶりに減少に転じたと報じられた。しかし2025~26年にかけて、送電網の安定化需要などの理由で再び増加に転じる見通し。
- 背景には、中国の電力需要が景気刺激策やEV・データセンターなどの新産業で想定以上に伸びていることがある。再生可能エネルギーの導入量も世界最大だが、出力が不安定なため、ベースロード電源として石炭に頼らざるを得ない構造が続く。
- 国際的には「中国のCO2排出量は2025年以前にピークを迎える」との見方が広がっていたが、今回の動きでそのピークアウト時期が後ずれする可能性が指摘されている。