AOLがダウンしていた(1996年)(2026年)
1996年、AOL(America Online)が大規模な障害に見舞われ、何百万ものユーザーが数日間にわたってサービスにアクセスできなくなった。この出来事は、後のインターネット障害対応や企業のレジリエンス設計に教訓を与えた事例として振り返られる。本稿は2026年の視点からこの歴史的障害を再考察する。
背景メモ
- 1996年、America Online(AOL)は米国最大のインターネット接続サービス。ダイヤルアップ接続が主流で、ユーザーは電話回線を使ってAOLのネットワークにアクセスしていた。
- この年、AOLは定額制(当時は月額19.95ドル)に移行したことで利用者が急増。しかし、ネットワーク容量が需要に追いつかず、大規模なサービス停止(ダウン)が頻発した。
- ユーザーは接続できず、AOLを「America On Hold」などと揶揄。この混乱は後に「AOL Blackout of 1996」とも呼ばれる。
- ngrok(現在の記事公開元)はトンネリング技術で知られる企業だが、この記事ではngrokとは無関係に、ネット黎明期のインフラ不全を歴史的な教訓として振り返っている。
- 本件は、急成長するプラットフォームが信頼性とスケーラビリティを軽視するとどうなるかという、今なお通用する事例として引用されることが多い。