Micron、過去最高水準のメモリ価格を5年間固定
Micronは、メモリ価格が歴史的高水準にある中、大手顧客と5年間の長期固定価格契約を締結した。この異例の取り決めは、半導体メモリ市場の需給逼迫と価格高止まりが長期化するとの見通しを示している。
背景メモ
米半導体メモリ大手マイクロン・テクノロジーが、2026年から5年間にわたりDRAMとNANDフラッシュメモリを「歴史的に高い価格」で販売する長期供給契約を顧客と結んだ話題。メモリ業界は過去に価格暴落と過剰生産のサイクル(シリコンサイクル)を繰り返してきたが、生成AI向けHBM(高帯域幅メモリ)需要の急増がDRAMの生産能力を圧迫。通常のDRAMやNANDの供給が絞られる構造が生まれている。この契約は、マイクロンが価格支配力を取り戻した象徴であり、三星(サムスン)やSKハイニックスを含む業界全体の収益性に影響を与える可能性がある。背景として、バイデン政権期のCHIPS法による半導体補助金や、米中対立に伴う中国向けメモリ輸出規制も、サプライチェーンの再編を通じて価格形成に関与している。