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孫正義氏、マスク氏の軌道上データセンター構想を却下

ソフトバンクグループの孫正義氏は、イーロン・マスク氏が提唱する軌道上データセンター構想について実現性を否定した。孫氏は、宇宙空間でのデータ処理には技術的課題が多く、コスト面でも現実的ではないと指摘。代わりに地上の大規模データセンターへの投資を継続する方針を示した。

背景メモ

ソフトバンクグループ(SBG)会長兼社長の孫正義氏が、2026年6月に開催された株主総会で、イーロン・マスク氏が提唱する「軌道上(宇宙)データセンター」構想を事実上否定した話題。 - イーロン・マスク氏は宇宙空間にデータセンターを設置し、太陽光発電と衛星間レーザー通信で地球上の需要を補う構想を持つ。SpaceXのスターリンク網を活用する計画とされる。 - 孫氏は「レイテンシー(通信遅延)の問題で現実的ではない」「データセンターは地上に置くべきだ」と明言。光ファイバーや海底ケーブルと違い、宇宙を経由すると物理的な信号伝送に時間がかかりすぎる点を批判。 - 両氏は2025年にAIデータセンター投資で提携を発表したが、技術アプローチでは温度差がある。SBGは日本国内(北海道など)や米国で大規模な地上データセンター建設を急ぐ方針。 - 宇宙データセンター構想はNASAなども研究テーマとしては検討しているが、商用化には膨大な打ち上げコストやメンテナンスの困難さなどの課題があり、業界内でも懐疑的な見方が多い。