攻撃者が偽のPyrogramパッケージ群にTelegramで動作するバックドアを仕込む
Checkmarxの報告によると、攻撃者が正式なPyrogramライブラリを模倣した不正なパッケージをPythonパッケージリポジトリ(PyPI)に複数アップロードし、Telegramのメッセージング機能を利用したバックドアを埋め込んだサプライチェーン攻撃が発見された。この「Operation Navy Ghost」と名付けられたキャンペーンは、開発者が誤って悪意あるパッケージをインストールすると、Telegramボット経由で機密情報が窃取される仕組みとなっている。
背景メモ
- Checkmarxのセキュリティ研究者が発見したサプライチェーン攻撃。攻撃者はPyPI(Pythonの公式パッケージリポジトリ)に「Pyrogram」という正当なTelegramライブラリを装った偽パッケージを複数アップロードした。
- Pyrogramは、Telegram Bot APIをPythonから操作するための人気ライブラリ。正当なものが公式には存在するが、攻撃者はその名前やコードを巧妙に模倣したマルウェア入りパッケージを公開した。
- 感染すると、攻撃者のTelegram Bot経由で遠隔操作(ファイル窃取、コマンド実行など)が可能になる「Navy Ghost」というバックドアが仕込まれる。C2通信にTelegramのインフラを使うため、通常の通信と見分けがつきにくい。
- この攻撃はサプライチェーン攻撃の一種で、開発者が誤って偽パッケージをインストールすると、そのソフトウェアを介してエンドユーザーや企業ネットワーク全体に被害が広がるリスクがある。