ホワイトハウス、OpenAIに次期モデルの公開制限を要請
米ホワイトハウスがOpenAIに対し、同社の次期AIモデルの公開を制限するよう求めたことが明らかになった。国家安全保障上の懸念から、モデルの広範な公開がリスクをもたらす可能性があるとして、政府が特定の条件下での公開を検討するよう要請したとされる。
背景メモ
- OpenAIはChatGPTや画像生成AI「DALL-E」を開発する企業で、GPT-4oなど最先端の大規模言語モデルを手がける。AIの安全性よりも速度優先の姿勢で知られるSam AltmanCEOが率いる。
- 本件は、ホワイトハウス(バイデン政権)がOpenAIに対し、次世代モデルの公開を自主的に制限するよう要請したというもの。政府が民間AI企業のリリース判断に直接介入するのは異例。
- 背景には、AIが選挙干渉や偽情報拡散、生物兵器設計などに悪用されるリスクへの警戒がある。2023年にバイデン政権は大統領令によるAI規制枠組みを発表したが、議会での法整備は遅れている。
- OpenAIの「o3」や「GPT-5」と呼ばれる次世代モデルは、推論能力が飛躍的に向上するとされ、規制の網がかかる前にリリースされるかどうかが業界の焦点となっている。