Micron、過去最高水準のメモリ価格を5年間固定
Micronは、DRAMおよびNANDメモリの価格を今後5年間にわたり過去最高水準で固定する長期契約を主要顧客と締結した。この異例の取り決めは、メモリ市場の需給逼迫とAI需要の急増を背景としており、業界全体の価格動向に大きな影響を与える可能性がある。
背景メモ
米国メモリーメーカーのMicron(マイクロン・テクノロジー)が、メモリー価格を今後5年間にわたり「歴史的高水準」で固定する異例の長期契約を結んだというニュース。通常、DRAMやNANDフラッシュメモリーの価格は需給バランスで激しく変動するコモディティであり、長期固定契約は極めて珍しい。
- 背景にあるのは、AI(人工知能)向けデータセンター向けのHBM(高帯域幅メモリー)需要の急増。HBMは最先端の製造プロセスを要し、供給が逼迫している。
- Micronは韓国のSamsung Electronics、SK Hynixと並ぶ世界3大メモリーメーカーの一角。半導体メモリー業界は歴史的に「好況と不況」のサイクルを繰り返してきたが、AI特需で構造変化が起きつつあるとされる。
- この契約が事実なら、メモリー調達コストの上昇懸念から、クラウド事業者(AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなど)やサーバーメーカー、ひいてはエンドユーザーの製品価格にも影響が及ぶ可能性がある。