私の初めてのAtari ST
1980年代に登場したAtari STは、手頃な価格と高性能で多くのファンを魅了した16ビットコンピューター。本記事では、著者が初めてAtari STを手にした時の思い出や、その魅力について語られている。
背景メモ
• アタリSTは、1985年に米アタリ社が発売した16ビットパソコン。ライバルはアップルのMacintoshとコモドールのAmigaで、当時としては先進的なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)とMIDIポート搭載により、音楽制作やDTM(デスクトップミュージック)分野で特に普及した。
• アタリ社は元々ビデオゲーム大手だったが、1983年のゲーム市場大暴落(アタリショック)で壊滅的打撃を受け、直後に経営破綻。その後ジャック・トラミエルが買収し、パソコン事業に転換した。STはその再建計画の第一弾として、短期間で開発されたマシン。
• 本記事の著者は幼少期にこのSTを手に入れた体験を振り返っており、当時のパソコンが「趣味の道具」として個人に与えたインパクトの大きさがテーマ。RAM 512KB・8MHzのCPUというスペックが、現代の基準では驚くほど低いことにも触れられている。
• 日本では1980年代後半、音楽制作の現場でアタリSTが広く使われた。特にローランド社製音源との連携で人気を博し、後のCubaseやNotatorなどのシーケンサーソフトが動作するプラットフォームとして重要だった。