Legion LegalTech、米国政府を提訴 — AnthropicのFable 5およびMythos 5閉鎖めぐり
法律テクノロジー企業Legion LegalTechが、米国当局によるAI企業Anthropicの大規模言語モデル「Fable 5」と「Mythos 5」の強制閉鎖措置を不服として、米国政府を提訴した。同社は、政府の介入が競争を阻害し、自社のリーガルAIサービスの開発に重大な支障をきたしていると主張している。
背景メモ
- Legion LegalTech は、AI 契約分析などを手がける法律テック企業。同社が米国政府を相手に訴訟を起こした背景には、Anthropic(AI セーフティ研究で知られるスタートアップ)の大規模言語モデル「Fable 5」および「Mythos 5」の開発・配備を政府が停止させた問題がある。
- Anthropic は OpenAI の元メンバーが設立した企業で、「憲法AI」と呼ばれる価値観に沿った制御手法で知られる。Fable 5 と Mythos 5 はそれぞれ同社の最新推論モデルと汎用対話モデルとされる。
- 米国政府(おそらく商務省やAI安全研究所経由)が「国家安全保障または公共の安全上のリスク」を理由にこれらのモデル展開を差し止めたとみられ、Legion はこれを違法な行政権限の越権および憲法修正第一条違反(表現の自由)として争っている。
- この訴訟は、AI モデルの「重み(ウェイト)」やコードを政府が事前停止する権限の有無、さらには AI ガバナンスをめぐる行政権と司法審査の境界を問う初の本格的な法的挑戦として注目されている。