MercorのBrendan Foody氏、Sequoiaの「デュアルプライシング」評価手法を批判
MercorのBrendan Foody氏は、大手ベンチャーキャピタルSequoiaが企業評価において「デュアルプライシング」と呼ばれる手法を用いていると非難した。この手法は投資ラウンドごとに異なる評価額を適用することで、スタートアップの実際の価値を歪める可能性があると指摘している。
背景メモ
MercorとSequoia Capitalの間で起きた「二重価格」評価手法を巡る騒動の背景。
- Mercor(メルカー)は、AIを活用した人材評価・採用プラットフォームを運営するスタートアップ。創業者のBrendan Foody(ブレンダン・フーディ)が率いる。
- Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)は、シリコンバレーを代表する名門ベンチャーキャピタル。AirbnbやStripeなどへの初期投資で知られる。
- 「二重価格(dual-pricing)」とは、ベンチャーキャピタルがスタートアップに投資する際、既存株主(創業者や従業員)に不利な条件で新株を発行し、実質的に評価額を操作する手法。投資家は低い価格で多くの株式を得る一方、既存株主の保有価値が希薄化する。
- 今回、FoodyはSequoiaがこの手法を自社に持ちかけたと公に批判。評価額の水増しではなく、スタートアップ側から見た不公平な条件設定が問題視された。
- この論争は、スタートアップ資金調達における投資家と創業者の力関係、評価額の実態と表示の乖離、という業界の長年の課題を浮き彫りにした。