Apple IIを本格的なマシンに変えたカード
本記事は、Apple IIを本格的なコンピューティングマシンへと進化させた「A2FPGA Videx 01」拡張カードについて解説する。このカードはFPGA技術を活用し、80桁表示や高解像度グラフィックを実現したVidex Videotermの機能を再現。Apple IIの能力を大幅に拡張した歴史的な周辺機器に焦点を当てている。
背景メモ
アップルIIは1977年発売の8ビットパソコンで、ホビー向けのイメージが強かった。本記事が扱う「Videx Videoterm」は1980年代初頭に登場した80桁表示カード。標準の40桁表示ではビジネス文書や表計算が使いづらく、プロ商用機(IBM PCなど)に大きく劣っていた。Videotermを増設スロットに挿すと、画面が一気に80桁×24行の本格的文字表示になり、ワープロや会計ソフトが実用的に。これによりアップルIIは「おもちゃ」から「ビジネスマシン」へと脱皮し、さらにVidex社はこのカードの成功で急成長した。ただしIBM PCの台頭でアップルIIは後に衰退。Videotermは当時のアップルIIユーザーにとって必須級アクセサリーであり、後のPC互換機時代の前史としても重要な製品。