パスキーのエクスポート・インポートが可能に、ただしiOSのみ
iOSではパスキーのエクスポート・インポート機能が利用可能になったが、現時点ではAppleのエコシステム内に限定されている。この機能によりユーザーはパスワードレスの認証情報を他のデバイスに移行できるが、クロスプラットフォームでの互換性はまだ課題として残っている。
背景メモ
パスキー(passkey)は、パスワードに代わる認証方式。生体認証や端末のPINでログインでき、フィッシングに強いとされる。従来はApple/Google/Microsoftの各エコシステムにロックインされており、AppleならiCloud Keychain、Googleならパスワードマネージャーに自動保存されるが、他社のデバイスやサービスに移行する手段がなかった。
- iOS 18/macOS Sequoia以降、Appleはパスキーのエクスポート/インポート機能を追加。保存したパスキーをQRコード経由で別の端末に移せる。
- ただし現時点では、この機能はAppleの「iCloud Keychain」⇔「1Password」のようなパスワードマネージャー間の移行に限定。他のOSやブラウザ(Chrome/Android/Windows)間の相互運用はまだできない。
- 業界団体FIDO Allianceは「Credential Exchange Protocol(CXP)」という標準仕様を策定中だが、実装はこれから。Appleの対応はその先駆けだが、エコシステムをまたぐ真の相互運用性が実現するのはまだ先の見通し。