中国のCXMT、DRAM市場の既存大手に挑戦へ
中国の半導体メモリメーカーCXMT(長鑫存儲技術)が、DRAM市場で韓国のサムスン、SKハイニックス、米国のマイクロンといった既存大手に挑戦しようとしている。技術的な障壁や地政学的な制約があるものの、CXMTは生産能力拡大と技術向上を進めており、市場構造に変革をもたらす可能性がある。
背景メモ
- CXMT(長鑫存儲技術/ChangXin Memory Technologies)は、合肥を拠点とする中国のDRAM(半導体メモリー)メーカー。DRAMはPCやスマホ、サーバーに使われる主要メモリーで、現在は韓国サムスン・SKハイニックス、米マイクロンの3社が世界市場を寡占している。
- 同社は2016年設立。米政府による中国半導体規制の強化を受け、2020年代後半から技術開発を加速。独自の「GAA」(ゲート・オール・アラウンド)技術や23nm級DRAMの量産を発表している。
- これまで中国のDRAMは製品品質・歩留まりで後塵を拝してきたが、半導体自給率向上を掲げる中国当局の資金・政策支援を背景に、CXMTは量産能力を拡大しつつある。
- 本記事の主張:CXMTが今後数年で現行のDRAMビッグ3の市場シェアを脅かす可能性が出てきた。ただし、半導体製造装置や材料へのアクセス制限が残るため、技術面での課題はなお大きい。