トランプ氏、デジタル税を課す欧州諸国に100%の関税を課すと脅迫
トランプ前大統領は、米ハイテク企業にデジタルサービス税を課す欧州諸国に対し、100%の報復関税を課すと警告した。この発言は、国際的な税制を巡る緊張が再び高まる中で行われ、米国と欧州連合(EU)間の貿易摩擦が激化する恐れがある。
背景メモ
- トランプ前大統領が、欧州連合(EU)などが米巨大IT企業に課す「デジタルサービス税(DST)」に対抗し、対象国に100%の関税を課すと警告した記事。
- DSTは、EUや英国、フランス、イタリアなどが、域内で広告収入などを得るGoogleやMeta、Appleなどの米ハイテク企業に対し、売上高に応じて課税する制度。米国はこれを「米国企業だけを標的にした差別的措置」と非難してきた。
- 今回の脅しは、トランプ氏が第2次政権で掲げる「関税を外交と産業保護の手段に使う」方針の一環。第1次政権でも、同様の理由でEU産ワインやチーズなどへの追加関税を示唆した経緯がある。
- 背景には、経済協力開発機構(OECD)主導で140カ国以上が合意した「国際的な最低法人税率」や「DSTの恒久的解決策」の交渉が米国の離脱で停滞している事情がある。トランプ氏はそもそも国際的な税の枠組み作りに否定的。