Rolldown、17%のバイナリサイズ増加を理由にRust Reactコンパイラの統合を断念
JavaScriptバンドラーツール「Rolldown」が、RustベースのReactコンパイラ統合を見送ることを決定した。理由は統合によりバイナリサイズが17%増加するため。Rolldownチームはパフォーマンスと軽量性を重視し、トレードオフを考慮した結果、今回の判断に至った。
背景メモ
- **Rolldown**は、ViteやNuxtなどで使われるJavaScriptバンドラの次世代版として開発されているRust製ツール。高速なビルドを目指している。
- **React Compiler**は、Reactアプリの再レンダリングを自動最適化するコンパイラ。Meta(旧Facebook)が開発し、従来は手動で書く必要があった`useMemo`や`memo`などを自動生成する。
- Rolldownのチームは、React Compilerとの統合を試みたが、その結果バイナリサイズが17%増加したため、統合を断念したと発表した。Rustエコシステムでは「使わない機能はコンパイル時に含めない」のが原則だが、React Compilerのアーキテクチャ上それが難しかった模様。
- この判断は、Rust製ツールにおける「軽量性と速度」を最優先する姿勢の現れ。Rolldownはまだv1.0に到達しておらず、開発初期のトレードオフとして注目された。