教会メンバーの政治的信条は異なるが、医療債務を帳消しにするために結束
米国では医療費の負債が大きな社会問題となっている中、政治的に異なる立場の教会メンバーたちが団結し、地域住民の医療債務を帳消しにする活動を進めている。党派を超えた協力が、医療債務の軽減という共通の目標達成に貢献している。
背景メモ
- アメリカでは約1億人が医療債務を抱え、個人の破産原因の第1位となっている。非営利団体「RIP Medical Debt」はこうした債務を債権者から大幅に割り引いて買い取り、直接免除する活動を行っている。
- 本記事は、政治的にリベラルと保守に分かれる教会のメンバーたちが、この団体と協力して地域コミュニティの医療債務を計画的に帳消しにする取り組みを追う。
- 医療費負担と医療債務は米国の超党派的な関心事であり、トランプ政権下でもバイデン政権下でも議会で議論が続いてきた。州レベルでは医療債務の信用報告書への記載禁止などの動きが広がっている。
- RIP Medical Debtの仕組み:病院や債権回収会社が売却を諦めている不良債務を、額面の1〜2%程度で買い取り、寄付者(個人・教会・企業)の資金で一括消却する。債務者は通知を受け取るまで免除を知らない。