AIバスト(AI不況)は成長から信用に至るまで連鎖リスクを及ぼす、BISが指摘
国際決済銀行(BIS)は、AIブームが反転した場合、経済成長から信用市場に至るまで広範な連鎖リスクを引き起こす可能性があると警告した。AI関連資産への過剰な投資がバブルとなって崩壊すれば、金融システム全体に波及効果が及ぶリスクを指摘している。
背景メモ
国際決済銀行(BIS)が発表した警告。BISは「中央銀行の中央銀行」と呼ばれる国際機関で、各国中銀の協調や金融システムの安定監視を担う。今回の報告書は、AIブームが終焉した場合、これまでAI関連銘柄に集中していた投資資金が一斉に引き揚げられ、株価下落から信用収縮、さらに実体経済の成長鈍化へと連鎖するリスクを指摘。ドットコム・バブル(2000年)やリーマン・ショック(2008年)のような「バブル崩壊→信用収縮」のパターンが、AI分野でも起こり得るとの警鐘と受け止められている。生成AIブームでNVIDIAやマイクロソフトなどテクノロジー株への資金集中が顕著な今、その反動をBISが体系的に分析した点が注目される。