白人の労働者階級の子供たち、教育システムに見放されていると調査報告
教育格差に関する調査により、白人の労働者階級の子供たちが英国の教育システムで最も低い成績層に位置し、長年にわたり見過ごされてきたことが明らかになった。報告書は、こうした子供たちが「制度的不利益」を被っており、教育政策の優先事項から外れていると結論づけている。
背景メモ
• 本記事は、英国の教育システムが白人労働者階級の子供たちに対して十分な成果を上げていないとする議会調査報告書について報じている。
• この調査を主導したのは、超党派の「教育達成度向上に関する議会特別委員会」(Education Committee)。委員長は保守党のロビン・ウォーカー議員。
• 「白人労働者階級」とは、主に低所得で親がブルーカラー職に就く家庭の白人の子供たちを指す。英国では「白人英国人」(White British)は最大の民族グループだが、貧困層では学業成績が他の民族グループより低い傾向が長年指摘されてきた。
• 背景には、イングランドの学校制度における「到達度格差」(attainment gap)の問題がある。裕福な家庭の子供と貧困家庭の子供の間で学力差が大きく、とりわけ白人労働者階級の男子が低成績に集中している。
• この問題はイングランドに特有の社会階級と人種が交錯する議論を呼んでおり、単なる移民・多文化政策の問題ではなく「置き去りにされた白人貧困層」の文脈で論じられることが増えている。