株式市場を危険な高みに押し上げる数兆ドルの借入ラッシュ
企業による巨額の借入が株式市場を押し上げているが、そのリスクは増大している。財務専門家ポール・レガン氏によれば、この数兆ドル規模の借入ラッシュは市場を不安定な高みに導いており、投資家は注意を怠るべきではない。借入依存の市場上昇が持続可能かどうか、専門家が警鐘を鳴らしている。
背景メモ
- 米国株式市場が最高値圏にある背景として、「マージン(証拠金)借入」が1兆ドル近くまで膨らんでいる現象を解説する記事。これは投資家が証券会社から資金を借りて株を買うレバレッジ手法で、上昇時は利益を増幅するが、下落時の追い証(マージンコール)で連鎖的な売りを呼びやすい。
- 記事の中心人物ポール・リガンは、米金融監視の老舗として知られるポール・リガン・アソシエイツの創業者。同社は会計不正や資産隠蔽の調査で著名で、今回の記事では「借入頼みの市場は脆弱」と警告する立場。
- 過去の金融危機(2008年リーマン・ショック、2020年コロナ・ショック)でもマージン借入の急増が暴落の引き金となった前例があり、同じパターンが今回も起こりうるリスクを指摘している。