Cloudflare、非同意の親密な画像をめぐる訴訟で勝訴
連邦裁判所は、Cloudflareが非同意の親密な画像(NCII)の拡散に関与したとして起こされた訴訟を斥けた。裁判所は、Cloudflareはセクション230の免責保護の対象となり、同プラットフォームは単にパッシブな中間媒介者として機能していたと判断した。この判決は、オンラインプラットフォームが第三者が投稿した有害コンテンツに対する責任を問われる範囲を再確認するものとなった。
背景メモ
- CloudflareはCDN(コンテンツ配信ネットワーク)やDDoS攻撃対策、DNSサービスなどで知られる米インフラ企業。多くのウェブサイトがCloudflareのサービスを利用しており、同社は「インターネットのパイプライン」的存在とされる。
- この訴訟(Doe v. Cloudflare)では、同意なく拡散された性的画像(いわゆるリベンジポルノ/NCII)の被害者が、画像をホストするサイトにCDNサービスを提供したCloudflareにも責任があると主張。だが裁判所は、Cloudflareは通信事業者に類する中間者であり、第三者のコンテンツについて責任を負わないとする米国法の枠組み(Communications Decency Act §230)を理由に請求を棄却した。
- §230を巡っては近年、児童虐待コンテンツやテロ関連投稿など例外事案での責任追及を求める bipartisan な動きがあり、判例の解釈が揺れている。本件はNCIIという別の有害コンテンツ類型でも§230がプラットフォーム側を強く保護することを再確認させた事例として注目された。
- なお、Cloudflareは自主的なポリシーとして「特に悪質なコンテンツ」の配信を停止する権限を持ち、実際に一部サイトを切り離してきたが、法律上の義務ではないという立場。