日産、Oracle PeopleSoftへの不正アクセスで給与記録や社会保障番号が流出した可能性
日産自動車は、同社が利用するOracle PeopleSoftシステムへの不正アクセスにより、従業員の給与記録や社会保障番号(SSN)が流出した可能性があると発表した。このインシデントはサードパーティのシステム経由で発生したとみられ、日産は現在影響範囲の調査と関係当局への報告を進めている。
背景メモ
- 日産自動車(Nissan Motor)は2026年6月、自社の人事・給与管理システムであるOracle PeopleSoftへの不正アクセスを公表。この侵害により、従業員の給与記録や社会保障番号(SSN)が流出した可能性があるとしている。
- Oracle PeopleSoftは、大企業向けの統合人事・財務パッケージソフト。米国ではSSNが事実上の国民IDとして給与・税務処理に広く使われるため、漏洩は深刻な個人情報リスクを伴う。
- 日産は2024年にも北米でランサムウェア被害(「Akira」グループによる)を受けており、自動車業界ではサプライチェーンを通じた標的型攻撃が相次いでいる。
- 本件は「従来型ERPの脆弱性」と「自動車メーカーの攻撃対象としての魅力」の両面で注目される。内部犯行なのか外部侵入なのか、被害範囲の確定はこれから。