新画像でNASAが捉えた葉巻銀河の1650万個の星
NASAがジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を用いて、葉巻銀河(M82)の高精細な新画像を公開。約1650万個の星々を捉えたこの画像は、銀河中心部で繰り広げられる爆発的な星形成活動の様子をこれまでにない詳細さで明らかにしている。
背景メモ
- ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は2021年12月に打ち上げられたNASA主導の赤外線宇宙望遠鏡。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として、可視光では見えない星の誕生領域や銀河の中心部を観測できる。
- 今回の画像は「M82(葉巻銀河)」と呼ばれるスターバースト銀河を捉えたもの。M82はおおぐま座の方向約1200万光年先にあり、近隣のM81銀河との重力相互作用で急激な星形成が起きている「スターバースト銀河」の典型例として知られる。
- ウェッブの近赤外線カメラ(NIRCam)を使って撮影された今回の画像では、従来の可視光観測では光を遮られて見えなかった銀河中心部の構造や、約1650万個もの個別の恒星が詳細に映し出されている。
- この観測は星形成のメカニズムや、銀河進化における急激な星生成活動の理解を深める上で重要とされる。