サンフランシスコでは、年収1800万円のテック給与でももう十分ではない
サンフランシスコのハイテク業界で高額な給与水準が続いているが、住宅費や物価の高騰により、年収18万ドル(約1800万円)でも生活が厳しくなっている。企業はリモート勤務の定着やコスト削減のため給与水準を見直し始めており、テックワーカーの購買力がかつてないほど低下している現状を分析する。
背景メモ
サンフランシスコ(シリコンバレーを含むベイエリア)は、世界で最も生活費が高い都市の一つ。特に住宅費(家賃・購入価格)と物価が高騰しており、近年はテック企業の高給エンジニア層でも生活が圧迫される現象が起きている。年収18万ドル(約2700万円)は全米平均の3倍近いが、SFでは「ミドルクラス」に過ぎないと言われる。背景には、リモートワーク普及後の家賃上昇、物価高(インフレ)、ストックオプションやボーナス縮小の影響がある。本記事は、この「高給なのに足りない」逆説的な現象を掘り下げている。