検察、山火事裁判でChatGPTのログを提出、陪審は10対2で弁護側に分かれる
カリフォルニア州の山火事放火裁判で、検察が被告のChatGPTとの会話ログを証拠として提出した。陪審員12人のうち10人が弁護側に軍配を上げ、評決不一致で審理は無効となった。AIチャット履歴が刑事裁判で証拠として使われる異例の事例として注目されている。
背景メモ
ロサンゼルス近郊で起きたパリセーズ山火事は、2025年1月に大規模な被害をもたらした。10代の少年が放火容疑で起訴されたこの裁判で、検察は証拠としてOpenAIのChatGPTとの会話ログを提出。少年がAIに対し「火のつけ方」を尋ねていたと主張した。しかし陪審員12名中10名が無罪を支持し、評決不統一で裁判はやり直しに。検察がAIチャットログを犯罪の意図を示す証拠として法廷で用いた注目事例となった。OpenAI自体は訴訟には関与していない。この事案は、AIアシスタントへの質問が法的にどの程度「意図の証拠」として扱われるかという新たな法的論点を提起している。