Ornith-1.0: エージェンティックコーディングのための自己スキャフォールディングLLM
DeepReinforceがリリースした初のオープンウェイトモデル「Ornith-1.0」。Gemma 4やQwen 3.5をベースに、9B Dense、31B Dense、35B MoE、397B MoEのバリエーションが用意され、コーディングベンチマークで同等規模のオープンソースモデルを上回る性能を達成。MITライセンスで公開され、LM Studioなどでローカル実行可能。著者が実際に試したところ、複数のツール呼び出しを伴うエージェントタスクを高い精度で処理できたと報告している。
背景メモ
DeepReinforceがリリースした初のオープンウェイトモデル「Ornith-1.0」(MITライセンス)。9B・31BのDense版、35B・397BのMoE版があり、GoogleのGemma 4(Apache 2.0)やQwen 3.5(同ライセンス)をベースに構築。コード生成・エージェントタスクに特化しており、同サイズのオープンモデル中で最高性能を謳う。
- 「自己足場組み(self-scaffolding)」とは、LLM自身がツール呼び出しやコード実行を自律的に繰り返しながらタスクを遂行する能力を指す。従来は別途フレームワーク(LangChainなど)が必要だった部分をモデル単体でこなそうというアプローチ。
- ローカル実行可能なGGUF版も配布されており、LM Studioのようなツールで手軽に試せる。記事著者のSimon WillisonはDatasette(オープンソースのデータベース可視化ツール)のコード解析タスクで性能を確認。
- DeepReinforceの出自は不明。2025年6月にCUDA最適化に関する論文(CUDA-L1)を発表している以外、公開情報は限られている。