量子コンピューティングスタートアップ、全社を凌駕すると宣言
量子コンピューティングスタートアップのQueraは、2029年までに数千もの誤り訂正された量子ビットを実現すると発表した。同社は独自技術により、現在の業界リーダーを飛び越えて商用化を目指すと主張している。
背景メモ
量子コンピューティング業界では現在、誤り耐性(error correction)の実現が最大の課題となっている。既存の量子マシンは「NISQ(ノイズのある中規模量子)」と呼ばれ、計算途中でエラーが発生しやすく、実用的な問題を解くには誤り訂正機能を持つ「論理量子ビット」が必要だ。QuEraはハーバード大発のスタートアップで、中性原子方式(レーザーで原子を操作する方式)を採用。同社は2029年までに数千の論理量子ビットを搭載したマシンを実現すると発表した。一方、Google、IBM、PsiQuantumら競合もそれぞれ異なる方式(超伝導、光量子など)で規模拡大を競っており、業界全体は「どの方式が先に商用スケールに達するか」という観測モードにある。