百度の株価が7%上昇、AIチップ部門が香港IPOで500億ドル規模を目指すと報道
中国検索大手の百度(バイドゥ)の株価が急騰した。同社のAIチップ子会社「昆仑芯(Kunlunxin)」が香港IPOで評価額500億ドルを目指しているとの報道が材料視された。この動きは、中国の半導体セクターにおけるAI需要の高まりを背景としている。
背景メモ
- 百度(Baidu)は中国最大手の検索エンジン企業で、AI・自動運転分野にも積極投資している。そのAI半導体子会社「昆仑芯(Kunlun芯/昆仑芯片)」が、香港市場で最大500億ドルの評価額を目指すIPO(新規株式公開)を検討していると報じられた。
- 昆仑芯は百度が2018年に立ち上げたAIチップ部門で、データセンター向けの推論・訓練用半導体を開発。米国による对中国半導体輸出規制の強化(NVIDIAの先端チップ輸出禁止など)を受け、中国企業の自国製AIチップ需要が急増しており、昆仑芯はその主要な代替候補と見なされている。
- 評価額500億ドルは、中国半導体スタートアップとしては異例の大型案件。競合には华为(ファーウェイ)の昇腾(Ascend)シリーズや、寒武纪(Cambricon)などがいるが、百度グループのクラウド事業や自動運転プラットフォーム「Apollo」とのシナジーが強み。
- 香港市場では近年、中国テクノロジー企業のIPOが冷え込んでいたが、本件が実現すれば市場活性化の象徴となる可能性がある。